洋服もメイクも、ヘアスタイルも。ファッションのトレンドは次々と変わり、そして多様化しています。自分の好きなスタイルを追求したり、誰かの真似をしてみたり。そんな日々の中で、どんなスタイルでも綺麗に仕上がり自分が気分よくいられることはきっと何より大切なこと。

X TREATMENTは、さまざまなトレンドや気分にも左右されない“自分らしさ”を、
健康な髪をつくることでお手伝いをしたいと考えています。そんなブランドフィロソフィを体現しているような方々に今後もフォーカスしていきます。初回はX TREATMENTのキービジュアルを飾ったモデルの萬波ユカさん。ブランドフィロソフィを体現するようなアイデンティティを放つ彼女が考える“自分らしさ”とは? ヘアスタイルから日常の暮らしまで。さまざまな視点から紐解きます。

Interview for Yuka Mannami

萬波ユカの“自分らしさ”

ー萬波さんといえば、黒髪ストレートのスーパーロングヘアですが、これまでのヘアスタイルの遍歴はあるのでしょうか?

幼少期は男の子と間違われるくらいのベリーショートでした。その後の学生時代はずっとクラシックバレエを習っていたので、お団子にしやすいようワンレンのロングでした。

バレエをやめてからはまたベリーショートにして、初めて前髪を作ったのは高校3年生の時。それからはずっと前髪を作っています。大学生になってからは髪の毛を明るくしたり、パーマをかけたり、刈り上げてみたり……と、たくさんのヘアスタイルを楽しみました。就職して前髪の長いロングヘアに落ち着いたのですが、その後モデルの仕事を始めるために前髪を眉上の長さにして、今のヘアスタイルが定着しました。

ーヘアスタイルを変える、または変えたいと思うのはどんなときですか?

モデルの仕事を始める前は、何も意識せずに懇意にしている美容師さんにおまかせにしていました。

モデルになってからは、可愛いヘアスタイルの人を見かけた時に、ヘアスタイルを変えたいなと思いますね。写真を撮らせてもらったりもして、将来やりたい髪型リストを作っています。

ーとても美しいロングヘア。普段はどんなヘアケアをしていますか?

シャンプー、トリートメントの後に、バスタオルでターバンを作ってしっかりとタオルドライしてからドライヤーで乾かしています。

ー美容や健康に関して、毎日必ず行っていることはありますか?

祖父に貰った青竹踏みを踏みながら歯磨きをしています。

ー萬波さんにとっての“自分らしさ”とは?

ありのままの私でいられることです。自分で自分を認めてあげる努力を精一杯したあとの、私自身が納得した自分が抱いた感情や行動なら、それがどんな自分であっても責任をもって“これが私です”って言えるかなと思います。

ー自分らしくいられるために意識していることはありますか?

自分が機嫌よく過ごしやすい環境を保てるよう、小さな幸せを感じやすい心をもつようにしています。

ー故郷である三重、東京、ニューヨークを拠点とされてきた萬波さん。それぞれの場所での生活を経て、ご自身の変わらない点、変わった点はありますか?

故郷の三重や東京にとどまっていた頃は、いろんな意味で人からどう見られるかを気にしなさい、と言われていた気がします。私にとっては普通のことが、「あなたは普通ではない」と言われているような気がして、少し居心地が悪かったように思います。それに伴い、自分に対して本当に自信がありませんでした。この仕事を始めてしばらく経ち、一人で海外で奮闘する、という経験を経てからは、些細なことでは動じなくなりました。指標とするロールモデルがいない中、自分で選んだ道を責任をもって歩む、という選択を繰り返していくうちに芯が生まれ、自分に少しだけ自信がついたように思います。

この仕事を始めてたくさんの人から「変わってなくてよかった」と言われました。でも、人は置かれている状況によって変わっていくのが当たり前だと思うし、少しだけ自信をもてた私を見て「変わったね」って言われたいな、と思っています。常に変化というか、進化していたいなって思うんです。もちろん、初心忘れず、身の程を知るは常に念頭においておきたいな。

ーニューヨークでの休日の過ごし方や、食生活など教えてください。

休日は近くの公園で転がったり、少し郊外に出て大きい美術館やビーチに行くこともあります。また、古着の買い付けのために古着屋やマーケットを巡ったりもしていました。
食べるものはほとんど自炊。日本から持参した乾燥わかめと、日本食スーパーで買った豆腐と納豆と野菜のサラダをベースに、サーモンや赤身肉をドサッと買って毎日食べていました。

ーご自身のヴィンテージショップ『man vintage』のこだわり、魅力についてもぜひ教えてください。

アメリカやカナダ、ヨーロッパ等、仕事で訪れた際に時間を見つけてまわった先で買いつけた思い入れのあるアイテムが揃っています。昔から大切にされ、現在まで良い状態で残っているのがビンテージ。その稀有な存在を引き継いで大切にして貰えるよう、思い出とともにお譲りしたいと思います。

ー最後に、今いちばん興味のあること、やってみたいことはなんでしょう?

ホラー映画の「お化け役」がしたいです!!!!!
ホラーゲームをプレイしたり、ホラー映画を観たりしています。

萬波 ユカ Yuka Mannami

三重県出身。2015年よりモデルを始める。デビューから間もなく出演したミラノコレクションを皮切りに、一躍日本を代表するファッションモデルに。ニューヨークと東京を拠点に、ブランド広告やグローバルファッション誌の表紙を飾るなど、世界で活躍中。国内外よりファッションアイコンとしても人気を誇り、2021年8月には自身が手掛けるビンテージストア「MAN vintage」をオープン。

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